白銀の世界



先週の日曜日は、息子からスケートに行きたいとせがまれていた。

9時に朝食を食べた後、10時ごろからふっと睡魔に襲われて、不覚にも10分か15分くらいのつもりでうとうとと転寝をしてしまった。これが間違いの始まりであった・・・。気がつくと何と昼の12時。確かに疲れは溜まっていたと思うのだが、いくらなんでも午前中に2時間とはひどいものだ。


午後の1時に友達が誘いにきて、息子は夕方暗くなるまで遊びに行ってしまうことに。

私の朝寝のせいで、家人にはひどく不評な日曜の一日となってしまった。

30代後半までは、休みをほとんど取らず働いていたような気がする。早朝から深夜まで・・・、それがあたかも勲章のような錯覚に陥っていた。完璧な仕事をめざし、研究データを積み重ねて学会に発表し、論文を書く。

全力を尽くして打ち込める仕事を得たことは、幸せなことだと思う。また、その仕事を長く且つより良くしていくためにたまには休息も必要なのだなと考えるようになってきたのはここ2,3年のことだ。(体力的に無理が利かなくなってくる年齢になったということでしょうか)

目標にしていた学位を取ることができたことは、本当によかったと思っている。しかし、無理を続けてきた“つけ”は、体のガタとなってじわじわと押し寄せているのも事実だ。


という訳で、今日は家族でまかど温泉スキー場に行ってきた。

穏やかなよい天気。陸奥湾に滑り込んでいくかのようなゲレンデは、実に気持ちの良い気分にさせてくれる。


直滑降しかできなかった息子にボーゲンを教える。帰りは東北町の東北温泉で黒いお湯(モール温泉)につかってきた。

良き家庭人にはまだまだほど遠いが、良い休日であったと思う。