川上先生は、コンサルタント先で得られたデータを農場間で比較することで長所、短所が浮かび上がり、これをクライアントに対する説得材料に利用し、問題解決や成績の向上につなげるという自らの手法を紹介しながら、最新の海外情報や文献を紹介するのも悪くは無いが、本当に有用な情報は、農場に転がっていると強調されました。
あおもり和牛
実はこの牛、弊社生産のET産子でした。記録を調べたところ、生後体重は28kgと雄としてはとても小さい子でした。そして、子牛市場に上場した時は300日で322kg、よくぞここまで育ってくれた(^_^)感無量です‼︎
岡山牧場さん、おめでとうございます‼︎
そして、ここまで大事に育ててくれて本当にありがとうございます‼︎
安全ピン。
我が牧場では、牧草地での収穫作業はラッピングを除き全てコントラクターに外注している。トラクターや作業機の購入代金は高いし、メンテナンスや修理代金も馬鹿にならない。それに加えベテランのオペレーターが大型機で効率的に作業をしてくれるのもありがたいと思うからだ。
で、あるから私はトラクターに関する知識には滅法暗いわけだが、往診先の農家での世間話は、機械好きなおじさま方たちを中心にトラクター関連の話題は結構多い。
堆肥散布などの比較的大きな負荷がかかる圃場作業で、許容範囲を超えて負荷がかかった瞬間、「安全ピン」が壊れることで、トラクター本機やシャフトなどの重要部分の損傷を未然に防止するシステムがあるらしい。
気合いを入れての作業の中では、水を差す出来事として、農家は一様に顔をしかめる。しかし、その後には決まって「これが無いと大変なごとさなるがらよ」と付け加える。
私の身体にも幸いなことにこの「安全ピン」が装備されていた。
昨日、昼からダルさと悪寒、喉の痛みが襲って来て、夕方には38.5まで発熱してしまった(😭)いつもの扁桃腺だ…。
自分の身体の状態をちゃんと理解して、休息を取らないと大変なことになるぞ!と、気づかせてくれたんだな〜
病人の様に身体を横たえ、身体が回復するのを待つとしよう。
家畜感染症学会
6月6日、東京は南青山会館で開催された家畜感染症学会のシンポジウムに参加しました。
基調講演では東京女子医大の牧野康男
先生が「周産期における栄養管理と感染症コントロール」について講演され、産婦人科の分野では、さまざまなガイドラインに沿って実施される検査や管理体制のもとで妊婦の健康維持や分娩事故の回避が図られていることをお話いただきました。
人間も牛も妊娠期間は280日前後同じなんですね。でも、乳牛の場合は子供を育てるために泌乳するミルクの量が子牛10頭分ぐらいまで改良がすすんだため厄介なこと極まりないわけです。しかし今回感じたことは、妊婦さんや新生児を扱うぐらい丁寧に大事に牛も扱ってあげないとだめじゃないかな、ということです。
栄養代謝が劇的に変化する乳牛の周産期に母体が楽に分娩前後を経過できるようにすることは、その後の生産にも繁殖にも耐用年数にも良い影響を及ぼすはずです。
また、「乳牛の栄養・代謝と感染症」と題された午後のシンポジウムでは、新潟県のTAROファームケアクリニックの佐藤太郎先生が「農場における細菌検査と栄養管理による乳房炎対策」についての講演をおこない、農場サイドにおけるオンファームカルチャーの事例と乾乳期の栄養濃度を適正値に変更するとともにミネラル成分(特にMg)を規定量投与することで分娩後の低カルシウム症や代謝病の発生が減少したことを紹介されました。佐藤先生とは個人的にも知り合いですし、同じ臨床現場にいる獣医師として非常に刺激を受けました。
OPU・IVFの到達目標は?
SOV(過剰排卵処置)による体内胚の採取では、一回の処置における移植可能胚の平均採取個数は通常5個前後と言われています。
OPU・IVFではどうなのでしょう。
SOVと同等かそれ以上の移植可能胚が一回の処置で発生させることができればというところは、目標ラインになるのではないかと思います。
しかし、この写真のように毎回、20個前後発生する個体もあれば、授精はするものの途中で分割がストップしてしまうもの、授精そのものがうまくいかないものなどさまざまなケースが存在します。
これらは一体何が要因で起きている現象なのでしょうか?
栄養?遺伝?ストレス?それとも…?
これらの要因を調査し、一つづつ潰していくことが目標達成への近道なのかもしれません。
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