ラボの心得



体外受精を始めてからもう少しで2年になります。

安定した発生を可能にするにはそれぞれの行程をマニュアル通りに忠実に実行していくことが必要です。しかし、結果が芳しくない時は何処に問題があったのかを検証し、改善しなくてはなりません。この検証で判断を誤ると変える必要のない個所を変えてしまいさらに状況が悪化したり、勘に頼り、あてずっぽうに判断したために何が問題であったのかが全く訳が分からなくなったりします。
この2年間はまさにこの状態の繰り返しでした・・・。

「ラボ」での仕事には「ラボのセオリー」がある。青森県畜産研究所の先生方には培地を供給していただいたり、問題が発生すると相談をさせていただいているなかで、私には決定的に欠けていたものを無言で教えて頂いたように思います。

この画像は、体内受精卵ですが、「体外受精卵も体内並みに受胎できる」を目標にさらなる前進をしていきたいと思います。